企業の人事担当者必見!?学生や転職者は企業のどこを見ているのか

仕事を探している求職者は自身に合った企業を見つけるために、企業のさまざまな点を見ています。しかし、新卒入社をする学生や中途入社をする転職者ではそれぞれ企業に対して求めるポイントが異なる傾向にあるのです。

本記事では、学生と転職者はそれぞれ企業に対してどのようなことを求めているのか、どのようなポイントを見て企業を選ぶのかについて詳しく解説していきます。
採用活動を行う人事担当の方はぜひ参考にしてみてください。

学生や転職者の求めているポイントを企業が理解する重要性とは

企業側が学生や転職者の求めているポイントを理解すべき主な理由は、採用活動を円滑に進め、ミスマッチや早期退職を減らし、長期就業できる人材を集めるためです。

求職者が求めているポイントを把握しておくことで、それに合わせた情報の発信がしやすくなります。求職者にとっても、必要とする情報を得ることで企業理解が深まります。結果的に応募者数の増加につながり、入社後のミスマッチを減らすことができるのです。

学生が企業に求める主なポイントとは

株式会社L100が2022年2月に実施した「2023年度卒業の就活生が企業を選ぶ上で最も重視するポイントの調査結果」によると、学生が企業を選ぶうえで最も重要視するポイントは、

・働きやすさ
・仕事のやりがい

という結果になっています。
それでは、主に求められる2つのポイントについて解説していきます。

働きやすさ

働きやすさとは、一概に定義されるものではなく、人によってそれぞれ異なります。「ワークライフバランスが整っている」「職場の人間関係が良い」「福利厚生が充実している」などさまざまです。その中でも、学生が特に重視するのが「人間関係」です。

株式会社i-plugが2020年に実施した就活生の「企業の魅力と働き方」に関する意識調査では、「社内の雰囲気が良い」企業に魅力を感じると回答した学生の割合が最も高くなっています。このことから、職場の人間関係や風通しの良さを重視する学生が多いことがわかります。

新卒入社をする学生は正社員として初めて社会に出る方がほとんどであるため、入社前や入社直後は少なからず不安や緊張を抱えています。入社後に長期で就業をするためには職場の居心地は重要な要素であり、企業選びで特に求めるポイントだといえるでしょう。

やりがい

昨今では仕事に対してやりがいを求める学生が増えています。どのようなことをやりがいと感じるかは人それぞれですが、やりがいがあると仕事へのモチベーションにつながるため、そうした仕事を求める傾向にあります。

また、株式会社i-plugが実施した調査では、学生が魅力に感じる企業として、「成長できる環境がある」企業が上位にランクインしています。新卒で入社後に、その企業でスキルや知識、ノウハウなどを身に付け、自己成長することで自身の市場価値を高めようとする学生も増えているのです。

転職者が企業に求める主なポイントとは

株式会社学情が2022年6月に実施した就職活動と転職活動の違いに関する調査によると、転職者は主に以下の項目を重視する傾向にあります。

・仕事内容
・キャリアビジョン
・福利厚生・手当
・休日のとりやすさ・残業時間

では、それぞれ解説していきましょう。

仕事内容

転職者は、前職または現職の仕事の経験を踏まえたうえで次の仕事を探します。これまでの仕事と似た仕事を探す方もいれば、全く異なる仕事を探す方もいます。また、中には前職の経験や知識、スキルを活かしてリーダーポジションや管理職として転職をする方もいます。

そのため、転職者は学生に比べて仕事内容を重視する方が多いのです。

キャリアビジョン

転職を考える主な理由のひとつにキャリアアップがあります。自身の経験や知識、スキルを活かしてよりキャリアを積める環境や、リーダー・役職に就ける環境を求める転職者もいます。

そのため、自身が思い描いているキャリアを積んでいける環境が企業にあるのかを重視する傾向にあるのです。

福利厚生・手当

福利厚生や手当は、転職者によって重視する内容が異なります。
例えば、転職者が家庭を持っている場合は「住宅手当」や「扶養手当」などがあり、長期就業を考慮している場合は「資格取得支援」や「資格手当」「役職手当」などが挙げられます。

休日のとりやすさ・残業時間

転職者が休日や残業時間を企業に求める理由としてはワークライフバランスが挙げられます。仕事の時間のほかに、プライベートの時間も確保できるかという点を重視しています。
転職者が企業に求める休日の主な指標としては「年間休日120日以上」や「完全土日休み」などがあります。

このように、転職者はこれまでの経験を踏まえ、より自分に合った企業を求めているケースが多いのです。

まとめ

今回は学生と転職者がそれぞれ企業のどのようなポイントを見ており、どのようなことを求めるのかについて解説してきました。

ここまでで解説したように、学生と転職者はそれぞれ求職事情やこれまでの経験の違いから企業に求めるポイントが異なります。

学生や転職者が求めているポイントを把握し、ターゲットに合わせた情報発信を行うことで、応募者数の増加やミスマッチを減らすことにつながるでしょう。採用活動を行う際は、求職者の動向に注目してみてください。

ビットセンスでは、採用ツールを通した最適な情報発信の方法をご案内しています。お気軽にご相談ください。

低価格、スマホ対応、CMSによる簡単更新、indeed対応なら採用サイトパッケージ「RECS」

採用動画パッケージ「ミテシル」でオンライン採用を促進!