内定辞退を防ぐには

採用選考を経てせっかく内定を出しても、内定を辞退されてしまう…とお悩みの人事担当の方はいませんか?内定辞退が起こると、採用計画にずれが生じてしまいます。内定辞退の理由を知り、対策を考えましょう!

内定辞退はどのくらい起きている?

新卒採用では、2023卒の卒業時点での内定辞退率は65.8%にのぼっています。就職活動においては複数の企業にエントリーする学生がほとんどのため、内定辞退率が高くなります。
中途採用では、2022年全体の内定辞退率は7.9%となっており、新卒採用と比較すると少ない印象です。転職者の場合は就職活動ほど多くの企業にエントリーしないため、内定辞退率が下がるといえます。

参考:就職プロセス調査(2023年卒)「2023年3月度(卒業時点)内定状況」,就職みらい研究所,2023年3月実施中途採用状況調査2023年版(2022年実績),マイナビ,2022年12月実施

内定辞退の理由

内定辞退を減らすには、内定辞退の理由を考える必要があります。理由を理解したうえで、対策を検討しましょう。

志望度が高い企業から内定を得た

就職活動や転職活動においては、ほとんどの求職者は複数の企業にエントリーします。その中で志望度がより高い企業から内定を得たため、内定を辞退するというパターンです。この場合は、自社がいわゆる「滑り止め」にあたり、他の企業と比べて志望度がもともと高くなかったことが考えられます。選考を進める中で、自社への志望度があがるような工夫が必要です。

仕事内容が自分に合わないと思った

説明会や面接などで会社説明や業務内容を聞き、自分に適性がないと判断してしまうパターンです。また、働くイメージがわかず、漠然と不安になる場合もあります。どんな働き方をしているのか、具体的にイメージできるようなコンテンツで訴求できるといいでしょう。

業務内容が想像と違った

求人の内容と実際の業務内容が異なる場合、思っていたものと違ったと考えて内定を辞退する場合があります。求人に記載する内容は、実際の業務内容とギャップが生じていないか確認する必要があるでしょう。また、抽象的な文言は避け、業務内容を正しく理解できる内容にすることが重要です。

面接官の態度が悪かった

面接官の態度は、これから同じ職場で一緒に働いていけるかどうかを判断する重要な要素であり、面接官の態度から会社の雰囲気を想像することもあります。高圧的だったり、やる気がなさそうだったりすると、この会社で働いていけるのだろうかと不安になり、内定辞退に繋がってしまいます。求職者を相手にする場合は特に、態度やマナーに気を付けましょう。

条件面が合わない

給与や福利厚生などの条件面が合わないため、内定を辞退するパターンです。求人情報に書いていなかったり面接で聞きづらかったりして、内定を得てから条件面を知ることがあります。また、他社と比較してより条件のいい企業に流れてしまう場合もあります。求人の段階から詳細な情報を記載することで、ミスマッチを防ぐことができます。

内定辞退を防ぐには

選考中の態度やレスポンスに気を付ける

採用担当者は他の業務もありつつ、応募者への対応をしなければなりません。片手間で採用活動を行っていると応募者はその雰囲気を感じ取ってしまいます。日々忙しい中での対応ではありますが、面接や応対時の態度はもちろん、レスポンスにも気を付けましょう。返事があまりにも遅かったり、連絡の時間帯が早すぎたり遅すぎたりすると不信感が募ります。まずはきちんと信頼関係を構築することを心がけましょう。

採用した理由を伝える

内定を得たあとに、「自分のどのような部分が評価されたのだろうか」「本当にこの企業でいいのだろうか」と不安になる求職者も多いです。そんなとき、自分が採用された理由を知り、企業から必要とされていると感じることができると、「ここで頑張ってみようかな」と思えるかもしれません。内定者の入社意欲を高めることで、内定辞退を防ぐことができます。

内定者フォローをかかさない

内定から入社までの期間が空くと、入社意欲が下がってしまう場合があります。特に、早期化が進む就職活動においては、内定から入社までの期間が長くなります。早くに内定をもらって就職先を決めたものの、周囲が就職活動を行っている中で、「この企業で決めていいのだろうか」と不安になる場合があります。

前述の内容とも重なりますが、企業から歓迎されている、必要とされていると感じられると、入社までのモチベーションの維持に繋がります。
定期的にイベントを開催するなど、内定者と接触する機会を作り、内定者のフォローをしましょう。

オワハラには注意

オワハラとは、「就活終われハラスメント」のことで、甘い言葉をかけたり圧力をかけたりして、内定者の就職活動や転職活動を終わらせるように強要することです。内定辞退を防ぎたいがためにいきすぎた行動をしてしまうとオワハラと認定されてしまう場合があるので注意が必要です。

まとめ

内定辞退は企業にとってできれば避けたいものです。求職者の不安を払拭するための少しの心がけで、内定辞退を防ぐことができます。「この会社で働きたい」と思ってもらうにはどうしたらいいか、採用活動においては常に気にかけるといいでしょう。

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