MEMBER

トークメンバー

Y.R/2022年入社

U.S/2022年入社

O.R/2022年入社

プロジェクト内容

お客様の要望

美容業界の専門学生をターゲットにした採用パンフレットを制作。
トレンド感のあるデザインを求められ、特に「くすみカラー」を活かした仕上がりが希望された。
また、学生が持ち運びやすいサイズへの変更や、採用活動全体を支援する追加提案も期待されていた。

プロジェクトの流れ

最初にA4サイズのデザインを提案するも、よりターゲットに刺さるデザインとしてB5横サイズへ変更。
くすみカラーを調整し、トレンドを意識したデザインに仕上げた。
パンフレットが好評となり、ブース装飾や動画制作などの追加受注につながった。

TOPIC 01
デザインの方向性の決定:美容業界の専門学生に響くデザインとは

U・S

「この案件は、2023年5月末に問い合わせから始まりました。最初の打ち合わせで、ターゲットは美容系の専門学生の若い女性で、要望はデザイン性を重視した洗練されたビジュアル。まずは方向性を探ることから始めました。」

Y・R

「最初の提案ではターゲット層を意識して、海外のファッション雑誌風とInstagram風の2案を用意しました。モデルを大きく使うものと、写真をランダムに配置したものの2パターン。しかし、クライアントからは『悪くはないが、自社の雰囲気とは違う』というフィードバックをもらいました。そこで、より今のトレンドに寄せたくすみカラーを使ったデザインを考えることになったんです。」

O・R

「デザイナーとしては、くすみカラーを実際にデザインに落とし込むとなるとバランスが難しい。彩度を落としすぎると地味になり、明るすぎると狙った雰囲気が出ない。そこで、学生向けのコスメブランドやアパレル広告をリサーチし、ナチュラルでおしゃれに見えつつ、主張しすぎない絶妙なトーンを探りました。」

Y・R

「さらに、パンフレットのサイズも見直し。最近の学生が小さなカバンで通学することを考慮し、持ち運びやすいようにA4縦からB5横へ変更しました。」

U・S

「2回目の提案で、クライアントの求めるイメージとしっかり一致。デザインが好評だったことで、さらに追加の相談が入り、最終的には動画、パワーポイント、ブース装飾まで提案・受注する流れとなりました。」
TOPIC 02
提案から受注へ:デザインの進化とチームの連携

Y・R

「この案件では、営業とプランナーの連携がすごく重要でした。最初は、打ち合わせはU.Sさんに任せて、私は提案物を作るというスタンスだったんですが、プレゼンの場では、やはりデザインを考えた人間が直接話したほうが伝わることも多い。そこで、プレゼンの場にも参加し、クライアントの意見をその場で聞きながら、どのようにデザインに反映させるかを調整していきました。」

U・S

「そうですね。営業が伝える内容と、プランナーが直接話す内容では、ニュアンスの伝わり方が違うなと実感しました。クライアントのリアルな反応を見ながら、その場でデザインの方向性を詰めることができたのは大きかったと思います。」

Y・R

「それと、O.Rさんとの連携も緻密に行いました。美容学生がターゲットなので、デザインの「今っぽさ」をどう出すかが大きなポイントだったんです。O.Rさんは美容系のデザイン経験がなかったので、インスタのトレンドやコスメブランドの広告など、ターゲット層の嗜好が分かる参考資料を集めて共有し、細かく方向性をすり合わせていきました。」

O・R

「Y.Rさんが送ってくれた資料はすごく参考になりました。僕自身、この領域のデザインに詳しくなかったので、どういうテイストが今の学生に響くのか、最初は手探りだったんです。でも、具体的なビジュアルを見ながら話し合えたことで、ターゲットに刺さるデザインの方向性が明確になりました。そこからはスムーズに制作に入れましたね。」

Y・R

「制作が進む中で、印刷工程ではくすみカラーの調整が大きな課題になりました。デジタル上では狙い通りに見えても、紙の種類や印刷機のコンディションによって発色が変わるんです。特にくすみカラーは微妙な色の差が仕上がりに大きく影響するので、印刷会社とも細かく調整を行いました。最終的に、仕上がりの違いを考慮して、印刷所を変更する決断をしました。」

O・R

「そうですね。くすみカラーは、ほんの少しの色調の違いでも印象が変わってしまうんです。紙の種類やインクの乗り方次第で、沈みすぎたり、逆に派手になったりするので、そこはすごく気を遣いました。特に今回は写真も多かったので、全体の色のバランスを取りながら仕上げるのが大変でしたね。」

Y・R

「営業、プランナー、デザイナーがしっかり連携できたことで、最終的にクライアントにもすごく気に入ってもらえました。追加の案件につながったのも、その証拠だと思います。結果として、単なるパンフレット制作にとどまらず、より広い展開につなげられたのは大きな成果でしたね。」
TOPIC 03
成果と今後の挑戦:事例としての価値と次なる目標

O・R

「この案件を通して、若年層に響くデザインの感覚をより深く理解できました。ここまで明確にトレンドを意識し、細部までこだわった事例は少なかったので、実績としての価値も大きいと感じています。特に、今の学生が求めるビジュアルの方向性を学べたのは、自分にとって大きな収穫でした。」

Y・R

「今回のプロジェクトは、bitsenseの採用ツールとしても珍しく、トレンドを全面に押し出したデザインでした。自分の感性をダイレクトに反映でき、それが評価されたのは、プランナーとして非常にやりがいを感じる経験でしたね。さらに、他社の美容クリニック案件でこの事例を提案した際、『同じテイストで制作したい』と言われたのも、実績としての影響力を実感する出来事でした。」

U・S

「営業としても、この案件は大きな転機になりました。実績のない業界でも、クライアントのニーズを丁寧にヒアリングし、提案を磨き上げていけば、しっかり案件につなげられる。その手応えを実感できたことは、大きな自信につながりましたね。」

O・R

「加えて、クライアントが継続的に増刷してくれているのは、デザインがターゲットの学生に受け入れられている証拠だと思います。」

Y・R

「後にクライアントを取材した際、『このパンフレットを見て入社を決めた』という学生がいたと聞き、ターゲット層にしっかり届いていることを実感しました。制作側として、こうした明確な成果が見えるのは、本当にやりがいがありますね。」

O・R

「今回の案件を通じて、デザイナーとしての視野が広がったと感じています。未知の分野のデザインに取り組む際、個人で完結させるのではなく、営業やプランナーと協力することで、より高いクオリティのアウトプットが生まれることを実感しました。今後も、さまざまな意見を取り入れながら、期待を超えるデザインを生み出せるよう挑戦していきたいです。」

U・S

「今回、パンフレットだけでなく、ブース装飾や動画など採用活動全体を支援する提案ができました。今後は、採用サイトなど戦略的な施策にも挑戦し、クライアントごとに最適な提案ができる営業を目指したいです。まだ取り組めていない業界も多いですが、積極的に情報を集め、食品業界などの自分が興味のある分野にも挑戦し、今回の案件のような「成功モデル」を作っていきたいです。」

Y・R

「今回の案件を通じて、デザインの感覚が他のプランナーや営業チームにも評価され、トレンドを意識した案件を任されることが増えてきました。今後は、『この業界のデザインなら任せたい』と思われるような存在を目指し、自分の強みをさらに伸ばしていきたいです。特に、ファッション業界のデザインには以前から興味があるので、今後はその分野にも挑戦していきたいですね。」
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