求職者を惹きつける採用パンフレットとは

貴社ならではの特色を、ターゲットに合わせて表現する

採用パンフレット(リーフレットやDMなどのその他紙媒体含む)は、求職者が貴社について理解を深めるために使われます。そのため求職者の企業選びに必要な情報を、分かりやすく伝えることが大切です。
またほとんどの求職者は、複数の企業を同時進行で比較検討します。比較対象企業は、事業や仕事内容が似ている同業他社であることが少なくありません。そのため求職者を惹きつけるためには、事実を網羅的に掲載するのではなく、貴社ならではの特色を表すコンセプトを打ち出し、ターゲットの志向性に合わせたクリエイティブへと昇華させることが大切です。

貴社ならではの特色の抽出<競合にはない魅力は何か>

どんな会社にも、その会社にしかない魅力があると私たちは考えます。
一見ありきたりに思えることでも、他の要素と組み合わせてみると唯一無二の特色になることも。そのため、商品、サービス、理念、ビジョン、社風などあらゆる観点から多角的に検証していきます。
その過程で私たちが大切にしているのが、お客様へのヒアリングです。お客様が自社の魅力に気づいていないことも多いため、私たちから様々な質問を投げ掛け、一つ一つを掘り下げ、その中から競合にはない貴社ならではの特色を見つけ出します。

求める人物像の設定<どんな人がほしいか>

特色の抽出と合わせて考慮すべき事項が、求める人物像です。誰にリーチしたいかによって、どこにスポットを当てるかも異なってきます。性別、専攻、性格、キャリア、など様々な要素について、どんな属性の方が必要か、なるべく具体的にイメージしていきます。人物像が明確になればなるほど、プロモーションの方向性も明確になります。
求める人物像の設定に迷う時は、実際に自社で活躍している人を参考にするのも有効です。その人のパーソナリティーを思い浮かべて、どんな志向性の人が自社で活躍できるか、あるいはどういう性格の人が自社に不足しているかを洗い出しましょう。
SUZUKI(スズキ) 様 - 女子学生向け新卒採用パンフレット

採用パンフレットの目的の設定<いつ何の為に使うか>

採用パンフレットの目的は、一言で言えば「求める人材の採用」ですが、効果的なパンフレットを制作するためには、もう一歩踏み込んだ目的を設定する必要があります。
そこで、まず最初に考慮すべき要素は、パンフレットの使用シーンです。
例えば、合同説明会と自社の会社説明会では、参加する求職者の目的・心情が異なるため、パンフレットもそれに合わせて設計する必要があります。
また、同じ使用シーンでも、会社の特色や求める人物像によって、採用パンフレットの目的は変わってきます。目的をしっかりと設定することができれば、コンテンツやデザインを検討する際の客観的な判断指標になります。

コンセプトの設計<何を伝えるか>

目的に適った採用パンフレットを制作するために大切なのがコンセプトです。コンセプトとは、いわば訴求のテーマ。パンフレットを通して「何を伝えるか」を設計します。例えば、「会社の認知度を高めたい」という一つの目的でも、事業に特徴のある会社と社風に特徴のある会社では、押し出すポイントが変わってきます。会社の特色はもちろん、業界へのイメージ、職種の人気/不人気など、自社の視点だけでなく他社と比較した時にどこが魅力的か、という客観的な視点を持ってコンセプトを設計することが大切です。
善都(ZENT) 様 - 新卒採用パンフレット

クリエイティブの設計<どう伝えるか>

コンセプトが決まったら、クリエイティブの方向性を策定します。具体的にどんなコンテンツを盛り込むか、デザインのトーンはどうするかなど、「伝え方」を設計します。ここで重要なのは、コンセプトを元に設計すること。クリエイティブは最終的なアウトプットの表現となるため、見た目のカッコよさや担当者の好みなどに左右される傾向がありますが、機能する採用パンフレットを制作するためには、目的やコンセプトを軸に、その表現にふさわしいクリエイティブにすることが大切です。


ビットセンスは企画設計を大切にします。

「求職者を惹きつける」採用パンフレットを作成するためには、ターゲットや目的を明確にして、それらを元に一貫性のあるコンセプト・クリエイティブで制作することが大切です。また採用パンフレットは、WEBや動画と違い、手に取って見るリアルメディアです。いつどこで渡すかという使用シーンなども考慮する必要があります。ビットセンスは多角的な視点で企画設計することを大切にしています。