アクセス解析

アクセス解析データを元にサイトのパフォーマンスを上げましょう

アクセス解析を行う上で大切なことは、そのデータを元にどのような施策を実施するか、ということです。
「毎週アクセス数は確認しているけど、なんとなく見ているだけ」というお話をよく耳にします。アクセス解析ツールで得られるデータは、単なるデータでしかないので、それに基づいた計画や施策が実行されなければ意味がありません。

そこで、アクセス解析を大きく2つのタイプで考えるのがおすすめです。
1つは定期的なアクセス状況のチェック、もう1つはサイトの改修や広告等、なんらかの施策を行う前の状況分析と、その後の効果測定です。

定期的なアクセス状況のチェック

定期的なアクセス状況のチェックは、いわば健康診断のようなものです。
サイトを取り巻く状況は日々変化します。Googleの検索アルゴリズムの変更や、競合サイトの登場でアクセスが減ることもあれば、サイトでエラーが発生してアクセス数に影響を与えることもあります。また、稀に何らかの外部要因で急激にアクセス数が増加するということも。
アクセス数の変化を日々確認していれば、こういった想定外の事態にもすばやく対応することができます。後述するGoogle Data Studioを使えば、日々のアクセス数チェックに便利なレポートを作成することができます。

施策を実施する前の状況分析と後の効果測定

サイトの改修や、Web広告の出稿など、なんらかの施策を実施する前には必ずアクセス数を確認しましょう。そうすることで、施策の中身を検討する上で重要なデータが得られます。
また、施策を実行した後は必ず、その効果測定を行いましょう。施策の良かった点、悪かった点を振り返ることで、次の施策を計画する知見を得ることができます。
なお、これらの状況分析や効果測定に関しては、アクセス解析のスキルと施策の検討、立案ができる専門知識が必要不可欠です。お困りの場合は弊社までご相談ください。


代表的なアクセス解析ツール

アクセス解析ツールには様々なものがありますが、ここでは代表的なツールを簡単にご紹介します。どれも無料で使えるものばかりなので是非利用しましょう。

Google Analytics

アクセス解析ツールの中で最も代表的なものがGoogle Analyticsです。今ではほとんどのサイトに入っていると言っても過言ではないでしょう。
「とりあえず入れておく」でも構いません。何か事情がない限りはサイトに入れておきましょう。

Google Search Console

正確にはアクセス解析ツールではなく、SEOのパフォーマンスを最適化するためのツールです。
ですが、Google Search Consoleの機能である「検索アナリティクス」を使えば、自サイトがどのような検索キーワードで検索されているか、どのキーワードからの流入が多いか等、Google Analyticsでは知ることができない重要なデータを見ることができます。
その他にもSEOを行う上で必要不可欠な機能がたくさんあるので、絶対に利用しましょう。

Google Optimize

Google OptimizeはA/Bテストを実施できるツールです。有料版と無料版があり、無料版ではいくつかの制限がありますが、それでも十分に使えるレベルです。
A/Bテストは、例えばデザインの異なったAパターンとBパターンを出し分けして、どちらのデザインの方がより効果的かを測定するというテストです。
より効果の高いランディングページ作成したり、サイトのデザインやレイアウトを調整する上で重要なデータを得ることができます。ある程度ベースが出来上がったサイトやページのパフォーマンスをさらに上げるためには欠かせません。

Ptengine

PtengineはGoogle Analyticsのようなアクセス解析ツールですが、ヒートマップ分析ができるという特徴があります。
ヒートマップ分析は、ユーザーがページのどの部分をよく見ているか、逆にあまり見ていないかという情報を可視化してくれます。また、Ptengineではページをどこまでスクロールしたかという情報も得られます。これらはそのページの内容を見直すための重要なデータです。
特にランディングページの場合、ページのアクセス数よりも、そのページ上でユーザーがどのように行動しているかという情報の方が有益です。
なお、Freeプランの場合、ヒートマップ分析ができるのは1ページのみという制限があります。


アクセス解析を効率化するツール

ここではアクセス解析ツールとあわせて利用することで、さらに効率化させることができるツールをご紹介します。

Google Tag Manager

Google Tag Managerは、サイトに埋め込む各種タグ(Google Analyticsの解析タグや、Web広告のリマーケティングタグ、等)を一元管理するためのツールです。Google Tag Managerを導入すれば、様々なタグを管理画面からサイトに追加することができるので、いちいちHTMLソースを修正する必要がなくなります。
Google Analyticsの解析タグをGoogle Tag Managerを使ってサイトに追加すると、通常は解析タグのカスタマイズが必要なイベント トラッキングや、クロス ドメイン トラッキングの設定がGoogle Tag Managerの管理画面からできるようになります。
Google Analyticsを導入する際には、あわせてGoogle Tag Managerを導入するか、検討するのが良いでしょう。

Google Data Studio

Google Data Studioは、様々なツールと連携させることで、ビジュアライズされたレポートを作成することができます。
Google AnalyticsやGoogle Search ConsoleのデータをGoogle Data Studioに連携させれば、日々のアクセス状況を確認する上で非常に便利なレポートを作ることができます。


アクセス解析についてご相談ください

ビットセンスは上記でご紹介した各種ツールを使ったアクセス解析から、それを元にした施策のご提案、実行まで一貫してお任せいただけます。
アクセス解析でお困りの際はお気軽にお問い合わせください。