目次
■ UIJターンとは?
・Uターンとは
・Iターンとは
・Jターンとは
■ 企業がUIJターン採用に取り組むメリット
・採用ターゲットを地域外まで広げられる
・長期的な定着を期待できる
・地域外の知識や経験を取り入れられる
■ UIJターン採用を成功させるためのポイント
・求人情報に「UIJターン歓迎」と明記する
・勤務地や転勤の有無を明確にする
・仕事だけでなく地域・暮らしの情報も伝える
・オンラインで参加できる選考環境を整える
・交通費や宿泊費などの負担を検討する
■ UIJターン採用では「働く」と「暮らす」の両方を伝えよう
■ UIJターン採用に関するよくある質問
・Q1. UIJターンとは何ですか?
・Q2. Uターン・Iターン・Jターンの違いは何ですか?
・Q3. UIJターン採用ではどのような情報を発信するとよいですか?
「Uターン歓迎」「Iターン歓迎」といった言葉を求人情報で見かけることがあります。
UIJターンとは、現在住んでいる地域から別の地域へ移住し、就職・転職することを表す言葉です。
特に地方の企業にとっては、採用ターゲットを地域外まで広げる方法のひとつとして、UIJターン採用を検討することもできます。
今回は、Uターン・Iターン・Jターンの違いやUIJターンを希望する求職者の傾向、企業が採用活動を行う際のポイントについて解説します。
UIJターンとは?
UIJターンとは、Uターン、Iターン、Jターンの総称です。
進学や就職などをきっかけに現在住んでいる地域から別の地域へ移住し、そこで就職・転職することを指し、特に都市部から地方への移住について使われることがあります。
Uターン・Iターン・Jターンでは、それぞれ移住する人の出身地や移住先が異なります。
Uターンとは
Uターンとは、進学や就職などで地方から都市部へ移住した人が、再び地元に戻って就職・転職することです。
たとえば、地方出身者が大学進学を機に東京へ移り、そのまま東京で就職した後、出身地に戻って転職するケースなどが該当します。
慣れ親しんだ地域で生活したい、家族の近くで暮らしたいといった理由からUターンを希望する人もいます。
Iターンとは
Iターンとは、生まれ育った地元とは異なる地域へ移住し、就職・転職することです。
たとえば、都市部で生まれ育った人が地方へ移住して働くケースなどが該当します。
新しい環境で生活したい、地方での暮らしに魅力を感じているなど、移住そのものが就職先を選ぶきっかけになることもあります。
Jターンとは
Jターンとは、進学や就職などで地方から都市部へ移住した人が、出身地そのものではなく、地元に近い地方都市などへ移住して就職・転職することです。
たとえば、地方出身者が東京へ進学・就職した後、出身地には戻らず、地元へのアクセスがしやすい地方都市で転職するケースなどが該当します。
地元との距離を近づけながら、仕事や生活の利便性も重視したい人にとって選択肢のひとつとなります。
UIJターンを希望する求職者はどのくらいいる?
UIJターン採用を検討する際には、実際に地元や地方で働くことに関心を持つ求職者がどのくらいいるのかも気になるところです。
株式会社マイナビの調査によると、地元就職(Uターン含む)を希望する25卒の学生は62.3%で半数以上となっています。
理由として、「両親や祖父母の近くで生活したいから」「地元での生活に慣れているから」といったように、慣れ親しんだ地元での就職に魅力を感じていることがわかります。
一方で、Iターン就職に興味がある学生は43.6%で、「新たな発見や出会いがある」ことを理由に、地元ではない場所で働いてみたいと思う就活生も一定数いるようです。
参考:株式会社マイナビ「2025年卒大学生Uターン・地元就職に関する調査」(2024年)
企業がUIJターン採用に取り組むメリット
UIJターン採用では、自社の所在地だけにとらわれず、地域外にいる求職者にも採用ターゲットを広げることができます。
特に、地域内だけでは応募者を集めにくい企業にとっては、新たな人材と接点を持つきっかけになるでしょう。
採用ターゲットを地域外まで広げられる
勤務地周辺に住んでいる人だけを対象に採用活動を行う場合、地域によっては採用できる人材が限られてしまうことがあります。
UIJターン希望者を採用ターゲットに加えることで、都市部をはじめとした地域外の求職者にも自社を知ってもらう機会をつくることができます。
人材不足に悩む地方企業にとって、採用の間口を広げる方法のひとつといえるでしょう。
長期的な定着を期待できる
UIJターンを希望する求職者の中には、仕事だけでなく、その地域での生活も含めて就職・転職を検討している人がいます。
勤務地や暮らしについて十分に理解したうえで入社してもらうことができれば、その地域に生活基盤をつくり、長期的に働いてもらえる可能性があります。
そのためにも、採用段階から仕事内容だけでなく、勤務地や生活環境についても正確な情報を伝えることが大切です。
地域外の知識や経験を取り入れられる
UIJターン採用によって他の地域で生活・就業していた人材が入社すれば、社内にはなかった知識や経験を取り入れられる可能性があります。
異なる地域や企業で培った経験を持つ人材が加わることは、既存社員とは異なる視点から業務を考えるきっかけにもなるでしょう。
UIJターン採用を成功させるためのポイント

UIJターン採用では、応募者が現在住んでいる地域と勤務地が離れていることを考慮した採用活動が必要です。
遠方からでも応募・選考に参加しやすい環境を整えるとともに、移住後の仕事や生活をイメージできる情報を発信しましょう。
求人情報に「UIJターン歓迎」と明記する
UIJターン希望者を積極的に採用したい場合は、求人情報に「UIJターン歓迎」「Uターン・Iターン歓迎」などと明記しましょう。
求職者にとって、地域外からの応募を企業がどのように受け止めているのかは気になる点のひとつです。
UIJターン希望者を歓迎していることを明確にすれば、遠方に住む求職者も応募を検討しやすくなります。
勤務地や転勤の有無を明確にする
UIJターンを希望する求職者は、仕事とともに「どこで暮らすか」も考えて就職先を選ぶことがあります。
そのため、勤務地だけでなく、将来的な転勤の可能性についてもできるだけ明確に伝えておきましょう。
入社後に「想定していた勤務地と違った」といったミスマッチが生じないよう、採用段階から正確な情報を提供することが大切です。
仕事だけでなく地域・暮らしの情報も伝える
IターンやJターンの場合、求職者にとって馴染みのない地域へ移住することもあります。
仕事内容や待遇には魅力を感じていても、「どのような地域なのか」「生活に不便はないか」といった不安から応募を迷うことも考えられます。
採用情報では、仕事内容や福利厚生だけでなく、周辺環境や通勤方法、休日の過ごし方など、その地域での生活をイメージできる情報も伝えるとよいでしょう。
自治体などに移住支援制度がある場合は、利用できる制度について案内することも検討できます。
オンラインで参加できる選考環境を整える
遠方に住む求職者にとって、説明会や面接のたびに現地まで移動することは時間的・金銭的な負担になります。
オンライン説明会やオンライン面接を取り入れれば、居住地域にかかわらず選考へ参加しやすくなります。
選考のすべてをオンラインにする必要はありませんが、初期の説明会や面接をオンラインで行い、最終面接など必要なタイミングで来社してもらうといった方法も考えられます。
交通費や宿泊費などの負担を検討する
選考のために来社してもらう場合は、交通費や宿泊費の取り扱いについても検討しておきましょう。
遠方からの移動では費用が大きくなることもあるため、企業がどこまで負担するのかを事前に決め、応募者へ分かりやすく伝えることが大切です。
オンライン選考と組み合わせながら、UIJターン希望者が選考に参加しやすい環境を整えましょう。
UIJターン採用では「働く」と「暮らす」の両方を伝えよう
UIJターンを検討する求職者にとって、企業選びは働く場所だけでなく、これから生活する場所を選ぶことにもつながります。
そのため、仕事内容や給与、福利厚生といった一般的な採用情報だけでは、移住後のイメージを十分に持てない場合があります。
たとえば、採用サイトで勤務地周辺の環境を紹介したり、実際にUIJターンで入社した社員のインタビューを掲載したりすることで、入社後の仕事と生活を具体的に伝えることができます。
採用動画を活用し、職場や周辺環境の雰囲気を映像で見せる方法もあります。
遠方にいる求職者は、実際に現地を訪れる機会が限られるからこそ、採用サイトや動画、会社案内などを活用して、働く環境や地域での暮らしをイメージできる情報を発信することが大切です。
まとめ|UIJターン採用では地域で働く魅力まで伝えよう
UIJターン採用は、地域外まで採用ターゲットを広げ、新たな人材と接点を持つための方法のひとつです。
一方で、求職者にとっては就職・転職だけでなく、移住という大きな決断を伴う場合があります。
そのため企業は、仕事内容や待遇だけでなく、勤務地や転勤の有無、周辺環境など、移住後の生活を判断するための情報も分かりやすく伝えることが重要です。
遠方からでも選考に参加しやすい環境を整えながら、「この会社で働くこと」と「この地域で暮らすこと」の両方をイメージできる採用情報を発信していきましょう。
UIJターン採用に関するよくある質問
Q1. UIJターンとは何ですか?
A1. UIJターンとは、Uターン・Iターン・Jターンの総称です。進学や就職などをきっかけに現在住んでいる地域から別の地域へ移住し、そこで就職・転職することを指し、特に都市部から地方への移住について使われることがあります。
Q2. Uターン・Iターン・Jターンの違いは何ですか?
A2. Uターンは都市部などへ移住した人が地元へ戻ること、Iターンは出身地とは異なる地域へ移住すること、Jターンは地元から都市部へ移住した人が、地元そのものではなく地元に近い地方都市などへ移住することを指します。
Q3. UIJターン採用ではどのような情報を発信するとよいですか?
A3. 仕事内容や待遇、福利厚生だけでなく、勤務地、転勤の有無、通勤方法、周辺環境など、移住後の生活をイメージできる情報を発信するとよいでしょう。UIJターンで入社した社員のインタビューなども、求職者が働き方や暮らしを具体的にイメージする材料になります。
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