スマートフォン対応

Webサイトはスマートフォンへの最適化が必須の時代です

日本で最初に発売されたスマートフォンは、2008年にAppleが発売したiPhone 3Gです。これ以降、それまでのフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)は徐々に姿を消し、携帯電話のほとんどがスマートフォンになりました。

さらに、Webサイトへのアクセスはデスクトップ(PC、パソコン)が主だった時代から、スマートフォンに変わりました。

スマートフォンからのアクセス数の増加

インターネット上のブラウザシェアなど、様々なデータを提供しているStatCounterによる調査では、2016年にデスクトップからのインターネット利用を、モバイルからの利用が上回りました。

出典:http://gs.statcounter.com/press/mobile-and-tablet-internet-usage-exceeds-desktop-for-first-time-worldwide

Googleがスマートフォン重視の姿勢に

Googleは2015年5月に、日本とアメリカを含む10カ国でモバイルからのGoogle検索がPCおよびタブレットでの検索を上回ったと発表しました。
Googleはこれに合わせるように、モバイル検索においてスマートフォンに最適化されたサイトの検索順位を上げる「モバイル フレンドリー アップデート」を実施。翌2016年にはこれをさらに強化する第2弾のアルゴリズム更新も実施。以降、モバイル検索においては、スマートフォンに最適化されたサイトの方が上位に出やすくなる調整を実施してきています。

さらに、2018年にはついに予告されていた「モバイル ファースト インデックス(MFI)」が導入されます。
「モバイル ファースト インデックス(MFI)」が導入されると、これまではPCサイトの評価を使ってPCサイト及びスマホサイトの検索順位が決められていましたが、今後はスマホサイトの評価を使ってPCサイト及びスマホサイトの検索順位が決定されます。これはGoogle検索の根本的な仕様変更です。
レスポンシブ ウェブ デザインでスマホ対応しているサイトにはほとんど影響がないと言われていますが、例えばPCサイトとスマホサイトが別々に存在し、それぞれのコンテンツが違っているようなサイトは大きな影響を受ける可能性もあります。

このようにGoogleは完全にPCサイトよりもモバイルサイトを重視する姿勢であり、これは当面続きそうです。

BtoCサイトや採用サイトは特にスマートフォンが重要

Webサイトがスマホ重視になっていく中で、特にスマホ対応が重要なサイトがあります。BtoCサイトと採用サイトです。
多くの消費者がPCではなくスマホでサイトを見るようになったため、ほとんどのBtoCサイトではスマホからの閲覧がPCよりも多くなっています。
この傾向は特に若い世代に顕著なため、学生や20代~30代を主なターゲットにする採用サイトもスマホからの閲覧が多くなります。
注意が必要なのは、ビジネスがBtoBで企業サイト等ではPCからの閲覧が多かったとしても、採用サイトに関してはスマホからの閲覧のほうが多くなります。
例として、今ご覧頂いている弊社のコーポレートサイトのアクセスは約8割がPCからの閲覧ですが、弊社の採用サイトに関しては約6割がスマホからの閲覧になっています。


スマートフォン対応の種類

Webサイトをスマートフォンに最適化させる方法はいくつかの種類があります。ここではそれぞれどのような特徴があるかご説明します。

レスポンシブ ウェブ デザイン

最も代表的なスマートフォン最適化手法です。
レスポンシブ ウェブ デザインにもいくつかのタイプがありますが、共通しているのは端末の画面サイズに応じてレイアウトが変化することです。
スマホからでもPCからでも同じHTMLを表示させるため、サイトの更新や修正にかかる手間が比較的少なくて済みます。
また、基本的にスマホサイトもPCサイトも同じコンテンツになるため、前述のMFIにおいてもほとんど影響を受けません。Googleが最も推奨しているスマホ最適化手法でもあります。

スマートフォンサイト

PCサイトとは別に、スマートフォン専用のサイトを構築する手法です。
別々のサイトになるので、PCサイトとスマホサイトのURLは違うものになります。
サイトの更新や修正に関しては、2つのサイトに対して行う必要があるためレスポンシブ ウェブ デザインに比べると手間がかかります。
PCとスマホで異なったデザイン、コンテンツにできるため、それぞれに特化したサイトを構築できるというメリットがありますが、スマホサイトでコンテンツを省略していたりすると、前述のMFIにおいて影響を受ける可能性もあります。

ダイナミック サービング

ダイナミック サービングは、PCサイトとは別にスマホサイトを作りますが、アクセスしてきた端末を判別し、動的に最適なページを表示させる手法です。そのため、ダイナミック サービングの場合は、PCサイトもスマホサイトも同じURLになります。
データベースを使った大規模サイトなどによく見られる手法です。

変換ツールを使う方法

すでにあるPCサイトをスマートフォンに最適化させる場合、コストの面でレスポンシブ ウェブ デザインのサイトにリニューアルすることが難しい場合があります。
そういった場合にはスマートフォンサイト変換ツールを導入するのもおすすめです。
代表的なツールに株式会社イー・エージェンシーが提供する「shutto(https://shutto.com/)」があります。



スマートフォン対応についてご相談ください

ビットセンスは貴社サイトの状況に合わせた様々なスマートフォン最適化手法をご提供します。
スマートフォン最適化をご検討の場合はお気軽にお問い合わせください。