採用向け映像は今が旬?

採用向け映像に関するお問い合わせをいただくことが増えてきております。
打ち合わせの場でも「最近はやっぱり動画なの?」と聞かれる機会が多く、採用ツールの中でもWEBや紙(冊子やリーフレット)と並んで欠かせない媒体として認識されつつあります。

採用向け映像のニーズが高まっている背景

youtube&スマートフォンの登場

これは採用映像に限った話ではありませんが、youtubeとスマートフォンの登場によって、映像というメディアが私たちの生活にとってより身近な存在になりました。
2005年にサービスが開始されたyoutubeによって、テレビとスクリーン以外の場でも映像を楽しめるようになり、2010年あたりから一般ユーザーに普及したスマートフォンは、文字通り「いつでも、どこでも」映像にアクセスすることを可能にしました。youtubeがはじまった当初は、ただ撮影したものをそのままアップするだけの「記録映像」がほとんどでしたが、今やテレビをも凌ぐクオリティの映像がWEB上に溢れています。

近年の就職価値観

採用に話を移すと、「就職価値観の変化」が、採用向け映像に対するニーズの高まりに関係しているのかもしれません。
学生に向けた意識調査によると、行きたくない会社の特徴として「雰囲気の暗い会社」といった回答が最も高い割合を占めています。(参照:2019年卒マイナビ大学生意識調査
つまり、「雰囲気の良さ」をいかにして求職者へ向けて伝えるかが企業側の命題になっており、映像というツールはその命題に向けた一つの解決策として期待をされているわけです。
映像の最大の特徴は“説得力”にあります。テキストや静止画に比べて誤魔化しが効きにくいメディアであり、画面に映る社員の活き活きとした表情や声のトーンは、説得力を持って求職者へ伝わります。

採用向け映像の種類

一口に採用向け映像と言っても、その種類は様々です。どのような目的で/特に誰に向けて/どのような演出・手法で、、、といった要素を組み合わせて制作される映像は、それぞれ一点ものです。そのため、今回は「どのような演出・手法で」といった観点に限定し、それぞれの特徴をご紹介させていただきます。

インタビュー映像

採用向け映像の中でも最もスタンダードな手法が、社員によるインタビュー映像です。「仕事のやりがい」や「会社の魅力」を社員自らに直接語ってもらうことにより、求職者に対して、より真実味を帯びた情報提供が可能です。インタビュー映像においては、ご登場社員の人選が重要なポイントとなります。会社の将来性や規模感について訴求をしたい場合は代表自らに語ってもらうのが効果的かもしれませんし、直近のキャリビジョンを打ち出したい場合は入社歴2~3年の若手社員に登場していただくのが効果的かもしれません。求職者へ向けて訴求したい内容を軸に、人選を行う必要があります。

ドキュメンタリー

例えば、「ある社員の仕事に一日密着」のように、ドキュメンタリー風の演出によって映像を制作する方法もあります。出勤から退勤まで(ときにはオフも)の様子を映し出すことで、入社後の働くイメージをより具体的に伝えることができます。また、ある製品の開発秘話をプロジェクトストーリーとしてまとめるなど、製品を通して会社の魅力を伝えたい企業に向いているようなドキュメンタリー映像もあります。

セミナー映像

会社説明会等で求職者に対して直接伝える情報を、一本の映像として集約します。実際の説明会の様子を撮影し、編集する方法もあれば、社内やスタジオで撮影用の擬似説明会を行う方法など、制作手段は様々です。制作したセミナー映像をWEB上にアップすることで、スケジュールや住んでいるエリアの関係で説明会へ参加できない学生にも情報提供の機会を与えることができるため、母集団形成の役割に貢献します。

アニメーション

アニメーション最大の利点は、視聴者が最後まで飽きにくいという点です。「漫画で分かる〇〇」のように、ついつい最後まで観てしまうような特徴があります。そのため、会社の特徴や事業をある程度じっくり説明したいときなどに向いている手法と言えます。

さいごに

採用ツールに限らず、映像のニーズはますます高まると言われています。その理由の一つが、2020年にサービス開始予定のモバイル通信規格「5G」です。現状から100倍速い通信速度が実現されることによって、例えばインタビュー記事の中の静止画が動かないことに物足りなさを覚えるようになる、、、なんて意見もあります。
ぜひ一度、映像による採用広告をご検討してみてはいかがでしょうか。