内定ブルーとは?対策を考えよう
内定者が陥ることのある「内定ブルー」という言葉をご存知でしょうか?
対策を講じておかないと、内定辞退につながる場合があります。
今回は、内定ブルーの原因とその対策について解説します。
内定ブルーとは
内定ブルーとは、就職活動で内定を得た後に、自分の選択に疑問を持ったり社会人生活に対する不安などから気分が落ち込む状態のことをいいます。
「この会社に決めて良かったのだろうか」「うまくやっていけるのだろうか」といった不安から、内定ブルーに陥ることがあります。
どのくらいの学生が内定ブルーになる?
株式会社マイナビの調査によると、24年卒の就活生のうち、入社予定企業を決めたあとに「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことがある学生の割合は51%であり、近年の動向を見ても半数以上が内定を承諾したあとに不安になっていることが分かります。
参考:株式会社マイナビ「2024年卒学生就職モニター調査 7月の活動状況」(2023年)
内定ブルーの原因
内定ブルーが引き起こされる主な原因は多岐にわたりますが、主に以下の点が挙げられます。
・就職活動の結果に満足できていない
・新しい環境への不安
・自身の能力に対する不安
・企業の悪い口コミを見た
特に近年は就職活動の早期化と長期化が進み、内定承諾後に内定先の企業や入社後について考える時間が長くなる傾向にあります。いち早く内定が決まった就活生が、まだ就職活動をしている同級生を見て「自分は早まってしまっていないか」「他に検討すべきところがあったのではないか」と感じやすくなっているといえます。
内定ブルーへの対策
内定ブルーを克服するためには、以下のようなアプローチが効果的です。
情報発信
新しい職場や業務内容について、情報が少ないと不安に感じてしまいます。企業は情報発信を積極的に行い、内定者に準備を整えてもらうことで不安の軽減を目指します。
内定者アルバイト
内定者に対してアルバイトの実施を提案してみましょう。週に数時間だけでも定期的に会社を訪れてもらい、業務内容や職場の様子を知ることで入社後のイメージがつきやすくなります。また、入社後もスムーズに業務に入れるというメリットもあります。
コミュニケーション
内定を出して終わりではなく、その後も内定者とコミュニケーションをとる機会をもちましょう。社内イベントの様子を発信したり、内定者の不安なことなどを聞き取ったり、すぐにコミュニケーションをとれる体制を整えることが重要です。
内定式
内定式を行い、会社の魅力を改めて伝えましょう。入社へのモチベーションを高めてもらうことが重要です。また、内定式で同期となる社員と会うことで、横のつながりが生まれ、不安を軽減しやすくなります。
まとめ
内定ブルーを払拭することができれば、企業への入社意欲がより高まるといえます。入社後のモチベーション向上やギャップを防ぐといった点で、内定者に対してのフォローが重要になってくるでしょう。内定を出して終わりではなく、入社やその後まで見据えた採用活動をすることが重要です。
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