2025年8月29日

プロがやっている!伝わるスライドデザインの3つの鉄則

プレゼン資料を作るとき、「どうすれば見やすく、伝わるスライドになるのか?」と悩む方は多いのではないでしょうか。
実は、プロがスライドをデザインする際には、いくつかの基本ルールがあります。
今回は、その中でも特に重要な3つの鉄則を紹介します。

さらに、これらの鉄則を踏まえたスライドが、なぜ外注することで実現しやすいのかもお伝えします。

鉄則1:情報に“視覚的な階層”をつける

スライドで最も多い失敗は、「情報が均一で、どこを見ればいいのかわからない」状態になることです。
人間は、まず“目立つもの”を見ます。
そのため、情報の優先順位を視覚的に示すことが重要です。

NG例

  • すべて同じサイズ・同じ色
  • 強調が多すぎる

改善例

  • そのスライドで一番重要な箇所を最も目立たせる
    → フォントサイズを大きくし、太字に。
  • キーポイントは強調
    → 色やアイコンを使って視線を誘導。
  • 補足情報は控えめに
    → フォントサイズを小さく。

プロ視点

外注の場合、ターゲットに合わせた「情報の強弱」をデザインで作り込みます。
例えば、経営層向けなら数字を前面に、営業資料ならメリットを目立たせるなど、目的に応じて階層設計をします。
「スライド内の情報の優先順位付けが分からない…」という場合は企画構成からお任せいただければ「情報が伝わる優先順位付け」をした構成をご提案させていただきます!

 

鉄則2:配色は“ルールを決めて一貫性を保つ”

配色がバラバラだと、スライド全体が雑に見えます。さらに、情報の優先度がわかりにくくなる原因にもなります。

NG例

  • スライドごとに配色が違う。
  • 配色がカラフルすぎてチカチカする。

改善例

  • コーポレートカラーをベースにする
    → 企業のブランドイメージを守る。
  • 3色以内に絞る
    →ベースカラー・メインカラー・アクセントカラー の3色を設定する。
  • 重要箇所はアクセントカラーで強調
    → ただし多用しない。

プロ視点

色彩心理やコントラストも考慮します。たとえば「信頼感を出したいなら青系」「元気さを演出するならオレンジ」など、目的に合わせた色選びをします。また、企業ガイドラインがある場合は、それを厳密に守るのもプロの役割です。

 

鉄則3:フォントと余白で“読みやすさ”を演出する

同じ内容でも、フォントや余白の取り方で「プロっぽさ」が大きく変わります。
文字が詰まりすぎていると、読む気をなくします。

NG例

  • 複数のフォントが混在。
  • 余白ゼロで、窮屈な印象。

改善例

  • フォントは2種類まで
    →最も強調したい箇所だけ変える、あしらいとして使う部分だけ変えるなど。
  • 余白を“デザインの一部”と考える
    → 詰めるよりも、余白で呼吸を作る。

プロ視点

フォントは「読みやすさ」において非常に重要です。さらに、余白を活かしたレイアウトで、情報を整理しながら視覚的な美しさを作ります。

 

3つの鉄則を踏まえて…

それでは3つの鉄則を踏まえてNG例と改善例を比較してみましょう。
今回は架空の企業の企業理念と事業内容をまとめたスライドを同じ原稿を元に作成しました。

NG例のスライド

  • フォントがすべて同じサイズ。
  • カラフルすぎてチカチカする。
  • 余白ゼロで、窮屈な印象。

かなり極端な例に見えますが、このような状態のスライドを拝見することは実際にあります。
余白がないことで見づらく、どの項目が重要なのかが分かりづらくなってしまっています。

 

NG例を改善したスライド

鉄則1:情報に“視覚的な階層”をつける

企業理念を一番にアピールしたいページですので企業理念のフォントを大きくし、アクセントカラーの帯を入れることで強調させています。
また、アイコンを入れることで目を惹くとともに各事業の内容をイメージしやすくしています。

鉄則2:配色は“ルールを決めて一貫性を保つ”

明るい緑 > 紺 > 黄緑 の3色を使用しています。「事業内容」の背景ベタは明るい緑の透明度を調整することで統一感を出しつつ、同じ色の中で強弱を出しています。
今回は架空の企業のロゴ(スライド右上)の色を反映させたという設定にしています。こうすることで企業のブランドイメージとスライドのカラーを統一できます。

鉄則3:フォントと余白で“読みやすさ”を演出する

企業理念のみフォントを変えることでメッセージ性を強調。
見やすいように余白をしっかり取っています。余白はただスライドの四辺の余白を作るだけではなく、各項目ごとに「情報の区切り」が分かるように余白をとることが重要です。
文章の行間を調整することも「読みやすい資料」を作る上で大切になります。

また、改善例のスライドのタイトル回りやロゴ・コピーライトを入れた所謂「テンプレートデザイン」も「その企業の資料」であること、「ブランドイメージ」を表すと同時に、ページ全体で統一感を持たせるために重要なポイントとなります。

 

まとめ:鉄則を守れば見やすいスライドに!でも…

今回紹介した3つの鉄則、これを守るだけで、スライドの見やすさは大きく変わります。

ただし、「自社のブランド」「プレゼンの目的」「ターゲット層」に応じて、さらにカスタマイズする必要があります。
ここが、外注に任せる大きな価値です!
プロに依頼すれば、単なる見た目の美しさだけでなく、「伝わる」スライドに仕上げることができます。

 

ビットセンスには、PowerPoint資料制作専門チームがあります。
培ってきたノウハウを元にクオリティの高いPowerPoint資料を制作いたします。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

ビットセンスでは、採用ツールを通した最適な情報発信の方法をご案内しています。お気軽にご相談ください。